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『娘が発達障害と診断されて… 母親やめてもいいですか』:発達障害の娘との生活をつづったコミックエッセイ

今回紹介する1巻完結のマンガは、文・山口かこ、絵・にしかわたくの『娘が発達障害と診断されて… 母親やめてもいいですか』です。

特徴

概要

『娘が発達障害と診断されて… 母親やめてもいいですか』は、文(原作)を担当したフリーライターの山口かこさんが、広汎性発達障害の娘との生活をせきららにつづったコミックエッセイで、2013年にかもがわ出版から刊行され、2016年に文藝春秋から文庫版が刊行されました。

そして、話と話の間には、高機能自閉症やアスペルガー症候群の権威である精神科医の杉山登志郎先生へのインタビューが掲載されています。

また、文庫版には、最終話以降の母娘の近況が新たに追加されています。

あらすじ

1歳のときに父が職場の事故で他界して以来、母と2人暮らしだった私の将来の夢は「家族をつくる」ことで、そんな夢を抱いたまま成長し、23歳のときに1つ歳上のだんなと結婚した。

その後、不妊治療や流産を乗り越え、ようやく授かった娘を出産した。

そして、平凡で、穏やかで、暖かな時間が私たちのまわりをゆるやかに流れていくと思っていた。

しかし、それ以外の未来なんて、このときの私には想像もつかなかった。

感想(少しネタバレあり)

広汎性発達障害の娘を育てるのは、想像以上の苦労があるのだと思いました。

そのため、鬱になったり、チャットや浮気や宗教などへ逃げ込んでしまうのも仕方がないのかもしれません。

だからといって、浮気をしていいことにはなりませんので、山口かこさんが浮気をした点については、良くなかったと思います。

また、山口さんのことを理解してくれる人や味方になってくれる人が身内にいれば状況が変わっていたのではないかと思いました。

山口さんの母や夫は、マイペースな性格で山口さんのことを理解しているような感じではなかったため、そう思いました。

『娘が発達障害と診断されて… 母親やめてもいいですか』は、賛否両論あるコミックエッセイですが、1度読んでみてほしいです。

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