六本木綾『東京モダンガール』:近代日本を舞台にした怪盗と貧困お嬢様とのラブコメ
今回紹介する1巻完結のマンガは、六本木綾先生の『東京モダンガール』です。
特徴
- LaLa DXで掲載された読み切りと同人誌として配布した続編を編集して配信した作品
- 近代日本が舞台
- 収録されているのは3話
- 『東京モダンガール』を読むならこちら
概要
『東京モダンガール』は、LaLa DXで掲載された読み切りと同人誌として配布した続編を描き下ろして編集して電子書籍として配信した作品で、近代日本が舞台です。
そして、収録されているのは、以下の3話です。
第1話 時計の晩鐘 | 2005年春にLaLa DXにて掲載。 |
第2話 手拭掛けの帰帆 | 2005年冬に同人誌として配布。 |
見立太田道灌 | 2008年春に同人誌として配布。 |
あらすじ
時は今よりちょっと昔の東京、レッドドラゴンと呼ばれる美術品専門の怪盗が世間を騒がせていた。
そんな中、吉小路伯爵の娘である吉小路花圃(きちこうじかほ)は、夜会服姿で街を練り歩いていた。
不慮の事故で両親を亡くしてお嬢様から転落し、タクシーを呼べないほどの貧困生活を脱するべく、玉の輿目当てで、大富豪の天才御曹司である結城晃(ひかる)の誕生日パーティーに参加するためである。
その後、誕生日パーティーで周囲の自分に対する態度に嫌になって帰ろうとしたときに、晃から別の場所に連れ出され、求婚される。
感想(少しネタバレあり)
花圃が怪盗のレッドドラゴンに惹かれていくのに、その正体である晃自身になびく様子がなく、その後にどうなるのかが気になりました。
しかし、話が3話しかなく、2人の関係があまり発展していかないので、物足りなさを感じました。
近代日本の雰囲気が好きな人ならば、ある程度楽しめると思います。
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