水谷緑『大切な人が死ぬとき ~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~』:父を亡くした後に後悔がなくならず、緩和ケアナースに色々と話を聞いたコミックエッセイ
今回紹介する1巻完結のマンガは、水谷緑先生の『大切な人が死ぬとき ~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~』です。
- 父を亡くした後に後悔がなくならず、緩和ケアナースに色々と話を聞いた
- 川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンターの西智弘先生が監修
- 西智弘先生の解説も収録
- 『大切な人が死ぬとき ~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~』を読むならこちら »
概要
『大切な人が死ぬとき ~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~』は、水谷緑先生がお父さんを亡くした後に後悔がなくならず、緩和ケアナースに色々と話を聞いたコミックエッセイで、2020年2月1日に発行されました。
そして、川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンターの西智弘先生が監修しました。
また、プロローグ、第1章(episode01~episode06)、第2章(episode07~episode18)、エピローグの構成になっています。
さらに、episode15とepisode16の間に西智弘先生の解説があります。
あらすじ
父が末期の膵臓がんと告知された。
そして、その後、父は亡くなった。
しかし、何年経っても「なんであのとき何も言わなったんだ」などの後悔が消えず、緩和ケアナースに話を聞くことにした。
感想(少しネタバレあり)
緩和ケアナースから聞いた話だけでなく、水谷緑先生の経験や思いが描かれていたので、リアリティが伝わりました。
そして、病気によって死と向き合わなくてはいけなくなると、旅立つ側であっても、見送る側であっても、男であっても、女であっても、若くても、年老いていても、関係なく悲しみや苦しみを抱えるのだと思いました。
さらに、残された時間をどのように過ごすのか、死についてどのように向き合うのかを考えさせられました。
また、多くの人に一度は読んでほしいと思いました。
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