沖田✕華『父よ、あなたは…』:絶縁状態の父親が亡くなったときのことを描いた作品
今回紹介する1巻完結のマンガは、沖田✕華先生の『父よ、あなたは…』です。
概要
『父よ、あなたは…』は、15年以上絶縁状態の沖田✕華先生の父親が亡くなったときのことを描いた作品です。
そして、『小説幻冬』の2019年1月号から2020年7月号まで連載していました。
また、単行本に収録されているのは、連載版を加筆修正したもので、全19話となっています。
あらすじ
2017年11月10日、K出版社を経由して、15年以上絶縁状態の父から突然、青汁のサンプルが✕華のところに届いた。
そして、2017年11月18日土曜日14時半に母から電話が掛かり、父の様子がおかしいと告げられ、母があまりにも心配するので、実家に電話を掛けると、認知症のおばが出て、父が死んでいると言った。
✕華が慌てて母に電話を掛けなおすと、母は慌てながら119番に連絡して父のところへ行く準備をすると告げた。
その後、16時に父の死亡が確認され、青汁が父の形見になった。
感想(少しネタバレあり)
どうしようもなく酷い父親であっても、亡くなってしまうと色々と考えしまうのだと思いました。
そして、葬儀だけでも大変なのに、葬儀が終わった後も相続や墓の建て直しなどで大変なことが続くのかと思いました。
また、父の親族が問題のある人だらけで、相続関連の対応をするために、その人達と会わざるを得なかった弟のマサさんにとっては、地獄のような日々だったと思います。
『父よ、あなたは…』を読んでから、親が死んだ時の葬儀やその後のことについて少しは考えるようになりました。
試し読みと購入
『父よ、あなたは…』は、以下の電子書籍サービスで冒頭部分の試し読みと購入ができます。
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