さくらももこ『ちびまる子ちゃん キミを忘れないよ』:映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』の描き下ろし原作

2022年8月20日2024年4月17日

今回紹介する1巻完結のマンガは、『ちびまる子ちゃん』などの作者であるさくらももこ先生の『ちびまる子ちゃん キミを忘れないよ』です。

概要

『ちびまる子ちゃん キミを忘れないよ』は、アニメ放送25周年を記念して制作され、2015年12月23日に公開された『ちびまる子ちゃん』の23年ぶりの映画である『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』の描き下ろし原作です。

そして、『りぼん』の2015年10月号から2016年1月号まで短期集中連載されていた作品で、さくらももこ先生が直接手掛けた『ちびまる子ちゃん』のマンガは本作が最後となりました。

また、「出会い編」、「大阪編」、「灯ろう流し編」、「お別れ編」の全4話となっています。

あらすじ

お金持ちの花輪クンの家にいろんな国の子供達6人がホームステイしに来た。

しかし、花輪邸に毎日6人集まって過ごしていても日本の生活を満喫できないので、まる子達の家にもそれぞれホームステイさせてほしいとお願いされ、とりあえず花輪クンの家に遊びに行く。

そして、花輪クンの家でホームステイしに来た6人と出会うが、その中のアンドレアはホームステイ先はどうしてもまる子の家がいいと言い出した。

感想(少しネタバレあり)

普段の『ちびまる子ちゃん』とは異なり、コメディ要素は少ないです。

しかし、その代わりに感動があります。

そして、まる子とアンドレアが、大阪旅行、お祭りなどを通じて仲良くなっていく様子やアンドレアの願いを叶えるために帰国時間まで奔走する様子が良かったです。

さらに、作中では1週間ぐらいの出来事なのですが、そうとは思えない内容だったと思いました。

また、映画版の『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』を見たくなりました。

試し読みと購入

紹介したマンガの試し読みと購入はギャラクシーコミック(以下、ギャラコミ)がおすすめです。