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野原広子『妻が口をきいてくれません』:妻が何年間も口をきいてくれない話

2023年12月14日

今回紹介する1巻完結のマンガは、野原広子先生の『妻が口をきいてくれません』です。

特徴
  • 妻が何年間も口をきいてくれない話
  • 「よみタイ」に2020年1月から10月まで連載された
  • 第25回手塚治虫文化賞において短編賞を受賞
  • 『妻が口をきいてくれません』を読むならこちら

概要

『妻が口をきいてくれません』は、集英社ノンフィクション編集部公式サイト「よみタイ」に2020年1月から10月まで連載され、累計3,000万PVを超えた作品です。

そして、第25回手塚治虫文化賞において短編賞を受賞しました。

また、単行本に収録されているのは、連載版を加筆修正した16話と新たに描き下ろした3話の全19話です。

あらすじ

サラリーマンの中村誠は、妻の美咲と娘の真奈と息子の悠人と4人家族としてごく平和に暮らしていると思っていたが、いつの日からか、妻が口をきいてくれなくなる。

家事、育児は普通にこなしているし、大喧嘩した覚えもなく、違うのは必要最低限の言葉以外妻から話しかけてこないことだけである。

なにか気に障ることを言ったのだろうか、嫌がることをしたのだろうか、なぜ妻は不機嫌なのか、どうしたら機嫌をなおしてくれるのか。

これと言って思い当たることはなく、あれこれ働きかけてみるものの効果はなかった。

感想(少しネタバレあり)

『妻が口をきいてくれません』は全部で3章の構成になっており、第1章が夫の視点から描かれており、第2章が妻の視点から描かれており、第3章で夫婦の関係が改善されていきます。

第1章の時点では、妻が5年も無視し続けて酷いと思っていましたが、第2章でその理由が判明し、無視に関しては酷いとは思わなくなりました。

しかし、夫がケーキを買って来たときや夫が地下アイドルにハマっているのを知ったときの態度は酷いと思いました。

また、夫は言動の酷く、妻は態度が酷いのに、よく夫婦の関係が改善できたなと思いました。

そして、夫婦と言えど他人であるので、結婚生活は難しいと思いました。

試し読みと購入

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