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鳥山明『銀河パトロール ジャコ』:自称超エリートの銀河パトロール隊員が地球に来る話

2024年3月30日

今回紹介する1巻完結のマンガは、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』などの作者である鳥山明先生の『銀河パトロール ジャコ』です。

特徴
  • 『週刊少年ジャンプ』で短期集中連載していた作品
  • 主人公のジャコは『ドラゴンボール超』にも登場
  • 「DRAGON BALL-(マイナス) 放たれた運命の子供」を収録
  • 『銀河パトロール ジャコ』を読むならこちら

概要

『銀河パトロール ジャコ』は、『週刊少年ジャンプ』の2013年33号から2013年44号まで短期集中連載していた作品です。

そして、主人公のジャコは、『ドラゴンボール超』に登場したキャラクターでもあります。

また、本編は、「第1話から第10話」と「+1話」の全11話です。

さらに、スペシャルおまけストーリーの「DRAGON BALL- 放たれた運命の子供(ドラゴンボールマイナス はなたれたうんめいのこども)」が掲載されています。

あらすじと感想(少しネタバレあり)

本編

あらすじ

銀河の平和を守る銀河パトロール隊員のジャコが地球の小島に不時着した。

自称超エリートの彼は、工学博士の大盛というお爺さんと知り合って、宇宙船の修理をしてもらうのだが、大騒動を次々と巻き起す。

感想

様々な騒動が起きますが、基本的にコミカルです。

好き嫌いがあると思いますが、私はジャコを始めとする登場人物たちのコミカルなやり取りが好きです。

そして、最後の+1話で、あのマンガのキャラクターたちが登場するとは思いませんでした。

このキャラクターたちが登場するマンガは好きなので、『銀河パトロール ジャコ』と同じ世界線なのは、嬉しかったです。

また、極悪人は登場しない(悪人はいる)ので、胸糞悪い気分になることはなかったです。

そのため、空き時間にさらっと読むのに適していると思いました。

DRAGON BALL- 放たれた運命の子供

あらすじ

惑星ベジータがまだ健在だった頃、戦闘民族サイヤ人は悪の帝王フリーザの傘下の元、数々の星を侵略していた。

その中の一人、バーダックも侵略先の星で戦いを繰り広げていた。

そんな中、フリーザから全サイヤ人に惑星ベジータへの帰還命令が出される。

命令の裏に不穏なものを感じ取ったバーダックはある行動を起こす。

感想

戦闘の描写は、最初の2ページしかないので、ドラゴンボールのようなバトルを期待した人には物足りないと思います。

しかし、私は、バトルを期待していたわけではなかったので、楽しく読めました。

また、『ドラゴンボールZ』のテレビスペシャル『たったひとりの最終決戦』と矛盾が生じている点があるようですが、私は『たったひとりの最終決戦』の内容を覚えていないので、違和感なく読めました。

『たったひとりの最終決戦』バーダックについてはよくわかりませんが、「DRAGON BALL- 放たれた運命の子供」のバーダックは、一般的なサイヤ人と比べると人間性を持っていると思いました。

だからこそ、息子の身を案じて地球に送ったんだと思います。

好みは分かれると思いますが、ドラゴンボールが好きな人は一度は読んでほしい話でした。

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