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木村イマ『はじまらない結婚』:結婚式当日に浮気され、悩み苦しみながら前に向かおうとするマンガ

2024年4月17日

今回紹介する1巻完結のマンガは、木村イマ先生の『はじまらない結婚』です。

はじまらない結婚の特徴
  • 結婚式当日に浮気され、悩み苦しみながら前に向かおうとする話
  • 電子書籍として全12話を配信
  • 単行本版は話数を「episode.1」から「episode.6」までの6つにまとめている
  • 『はじまらない結婚』を読むならこちら

概要

『はじまらない結婚』は、電子書籍としてebookjapanコミックスで全12話を連載していました。

そして、その後、単話版の1話から12話までを収録した紙の単行本が双葉社から出版されました。

また、単行本版では、話数を「episode.1」から「episode.6」までの6つにまとめています。

あらすじ

結婚式当日、新婦の陽(よう)が、「夫さん浮気してますよ」と住谷(すみや)くんに言われ、部屋に駆けつけて目にしたのは、バスローブ姿の幼馴染の星(あかり)とその横でベルトを締める新郎の木(もく)の姿だった。

結婚式の前、陽の妊娠が発覚した時は「産んでください」と泣いて懇願した木だったのに、どうしてこうなったのか。

そして、陽はどのような決断をするのか。

感想(少しネタバレあり)

木のことを許せるのか、お腹の子はどうするのかなどの様々な問題に悩み苦しみながら前に向かおうとする陽の心情の変化の描写が良かったです。

しかし、もやもやしている点が3つあります。

1つ目は、住谷くんが何者なのかよくわからなかったことです。

陽のことが好きなこと、良い奴であることぐらいしかわからなかったです。

2つ目は、木と星が納得がいくような罰を受けていなかったことです。

この2人には相応の罰や苦しみを受けてほしかったです。

3つ目は、浮気した木と星の2人以外の登場人物が救われていなかったことです。

陽は決断を下して前へ進みましたが、幸せになったかと言われればそうではないし、住谷くんは不幸にはなっていないけど、幸せにもなっていないです。

住谷くんは報われてもいいと思う。

しかし、1巻完結の作品で、上記の3点について詳しく描写をするのは難しいので、しかたないです。

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