『Still alive まだ生きている 救急隊員が見た阪神・淡路大震災ドキュメンタリー・コミック』:救急隊員の葛藤を軸に阪神・淡路大震災下の人々を描いたマンガ
今回紹介する1巻完結のマンガは、原作 髙田郁(川富士立夏)、作画 奈良郁子の『Still alive まだ生きている 救急隊員が見た阪神・淡路大震災ドキュメンタリー・コミック』です。
- 救急隊員の葛藤を軸に阪神・淡路大震災下の人々を描いたマンガ
- タイトルに「ドキュメンタリー・コミック」とあるが、実際はフィクション
- 阪神・淡路大震災を経験した救急隊員への取材に基づいて作られている
- 『Still alive まだ生きている 救急隊員が見た阪神・淡路大震災ドキュメンタリー・コミック』を読むならこちら
概要
『Still alive まだ生きている 救急隊員が見た阪神・淡路大震災ドキュメンタリー・コミック』は、救急隊員の葛藤を軸に阪神・淡路大震災下の人々を描いたマンガです。
そして、1998年に集英社から刊行され、2020年に文藝春秋から電子書籍として復刻されました。
また、タイトルに「ドキュメンタリー・コミック」とありますが、実際はフィクションで、作品中の人物・団体はすべて架空のものです。
しかし、阪神・淡路大震災を経験した救急隊員への取材に基づいて作られています。
あらすじ
1995年1月17日午前5時46分に、突如大きな地震が起こった。
T市消防署の仮眠室で仮眠していた救急救命士の野上と通信員の逆瀬の二人は、状況を確認するために急いで仮眠室から飛び出した。
そして、状況を確認すると、道路が裂けて道に段差ができ、消防署の電気が消えて自家発電も作動せず、水道管が破裂するなどの被害が出ていた。
さらに、消防署には、被災した人々が押し寄せていた。
感想(少しネタバレあり)
今まで被災者の話を聞いた際は、一般市民の被災者の目線が主だったので、救急隊員をはじめとする消防官にも苦悩があったことを知りませんでした。
そして、怪我人を助けたくても助けられず、市民から避難されるのは、想像を絶する苦しみがあると思いました。
しかも、市民も被災して命の危機で必死だったため、誰も悪い人がおらず、気持ちをぶつける相手がいないのも、苦しみに拍車をかけていると思いました。
また、震災から3年経ってからもPTSD(心的外傷後ストレス障害)が発症するとは思いませんでした。
物理的な被害や身体的な被害だけでなく、精神的な被害も根深い問題だと思いました。
阪神・淡路大震災のことを風化させないためにも、『Still alive まだ生きている 救急隊員が見た阪神・淡路大震災ドキュメンタリー・コミック』読んでみてほしいです。
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