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藤本タツキ『さよなら絵梨』:どこまでが現実でどこまでが虚構なのか分からないマンガ

今回紹介する1巻完結のマンガは、『チェンソーマン』などの作者である藤本タツキ先生の『さよなら絵梨』です。


概要

『さよなら絵梨』は、2022年4月11日に『少年ジャンプ+』で配信された200ページの長編読み切りです。

そして、宝島社の『このマンガがすごい! 2023』において、オトコ編の第2位に選ばれました。

さらに、「マンガ大賞2023」で第7位に選ばれました。

あらすじ

伊藤優太は、12歳の誕生日の夜に病に冒された母から「自分が死ぬまで動画で撮影し続けてほしい」とお願いされる。

母の願いを聞き入れた優太は、それ以来、スマートフォンで母を撮影し続ける。

それから、動画データが100時間を超えた頃、母はいよいよ最後を迎えることになった。

そして、「死ぬ瞬間まで撮影してほしい」という母の願いを叶えるために、優太は父に連れられて病院に向かったが、母の死を撮ることができず、病院から逃げ出す。

感想(少しネタバレあり)

『さよなら絵梨』は、ほとんどのページで横長のコマが4つ並んでいる画面構成となっています。

これは、主人公の優太がスマホで撮影した動画であることを表現したかったのだと思います。

ただし、この画面構成は、画面の変化に乏しいと感じる人がいると思います。

実際に私も、最初に読んだときは、変化が少なく動きが乏しいと感じました。

また、作中での事実と創作を曖昧に描いているため、どこまでが現実でどこまでが虚構なのか分からないです。

これは、物事がはっきりしないのが嫌な人には向かないと思います。

しかし、作中での出来事を考察することが好きな人ならば、楽しめる要素だと思います。

『さよなら絵梨』は、藤本タツキ先生の作品が好きな人や考察が好きな人に読んでほしいです。

試し読みと購入

『さよなら絵梨』は、以下の電子書籍サービスで冒頭部分の試し読みと購入ができます。

※U-NEXTに関して
本ページの情報は2023年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。