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冬川智子『マスタード・チョコレート』:孤独感を抱える女子高生が少しずつ変わっていくマンガ

今回紹介する1巻完結のマンガは、冬川智子先生の『マスタード・チョコレート』です。


概要

『マスタード・チョコレート』は、ソニー・デジタルエンタテインメントが運営する携帯サイト「ヒトコト」に、ケータイコミックとして週刊連載された作品で、平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞しました。

そして、2012年4月にイースト・プレスから単行本化され、2016年11月に幻冬舎から電子版が刊行されました。

その後、2017年4月に元NMB48の山田菜々さん主演で映画化されました。

また、電子版には、巻末にあとがきマンガが追加されています。

あらすじ

人とかかわることが苦手で、いつも孤独感を抱える高校3年生の津組倫子(つぐみりんこ)は、美大に入るための予備校に入学する。

それから、今まで遠ざけていた他人とかかわっていくことになり、少しずつ変わっていく。

感想(少しネタバレあり)

「ヒトコト」での連載では、1コマずつクリックしてめくっていく仕様だったため、コマのサイズが全部同じになっています。

そのため、単行本では、4コマ漫画みたいになっています。

そして、1話16コマ(単行本では4ページ分)なため、サクサク読むことができます。

また、小学生の頃の出来事によって、人と壁を作るようになったつぐみが、少しずつ人と話すようになり、少しずつ変わり始めます。

その心情の変化やそれに伴う悩みなどの表現が良かったです。

4コマ漫画みたいな構成や絵柄に抵抗がなければ、『マスタード・チョコレート』を読んでみてほしいです。

試し読みと購入

『マスタード・チョコレート』は、以下の電子書籍サービスで冒頭部分の試し読みと購入ができます。

※U-NEXTに関して
本ページの情報は2023年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。