『散歩もの』:『孤独のグルメ』のタッグが手がける散歩がテーマの短編漫画

2023年7月8日2023年11月10日

今回紹介する1巻完結のマンガは、原作 久住昌之、漫画 谷口ジローの『散歩もの』です。

概要

『散歩もの』は、『孤独のグルメ』を世に送り出した名タッグが手がける短編漫画で、散歩をテーマに日常の何気ない１コマをエッセイ風に切り取った作品です。

そして、『通販生活』に2000年から2001年までの間、計8回に渡って掲載され、2006年にフリースタイルから単行本が刊行されました。

その後、2009年に扶桑社から一部加筆した文庫版が刊行されました。

あらすじ

自転車を盗まれてしまった上野原は、数日後に保管所へと出向いたが、自分の自転車を探すも徒労に終わる。

その後、運悪く帰りのバスを逃した上野原は、街を散歩することを決める。

そして、気の向くままにぶらりと探索し、街角にたたずむ家を見て自身の過去を思い出して1人物思いにふけたり、面白そうな雑貨屋に立ち寄ったりするのだった。

感想(少しネタバレあり)

中年サラリーマンが散歩して、思いにふけたり、何かを買ったり、何かを食べたりするだけなので、人によっては面白く感じないと思います。

しかし、『孤独のグルメ』が好きな人ならば、楽しめると思います。

何も大きな出来事は起きないし、笑いも特にないのですが、読んでいるとなぜか惹き込まれます。

昔ながらの情緒ある感じに惹かれるのかもしれません。

また、1話あたり8ページなため、サクサク読むことができます。

『散歩もの』は、『孤独のグルメ』が好きな人やサクッと読むことができるマンガが好きな人に読んでみてほしいです。

試し読みと購入

『散歩もの』は、以下の電子書籍サービスで冒頭部分の試し読みと購入ができます。

※U-NEXTに関して
本ページの情報は2023年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。